「乾太くん」とは？

「乾太くん」は、ガス機器メーカーであるリンナイが製造・販売している家庭用のガス衣類乾燥機です。
プロパンガスまたは都市ガスの契約が必要ですが、電気式の乾燥機と比べて、「乾燥時間が短い」、「仕上がりが良い」、「衛生的で安心」という点から、特に共働き世帯を中心に人気を集めています。

洗濯物が、１時間で乾く。

乾太くんなら大容量の洗濯物も１時間で乾かすことができます。
6㎏の洗濯物を約60分、9㎏の洗濯物を約90分で乾燥してくれます。
電気式の約1/3の時間で済むため、家事にかかる時間を大幅に短縮してくれます。
また、1日2回洗濯をする場合でも、1回目の乾燥と2回目の洗濯を並行して進められるので、時間を大幅に節約できます。

すぐ乾くから、低コスト。

1回の乾燥コストは、6㎏で約83円（ガス代73円・電気代10円）、9㎏で約128円（ガス代114円・電気代14円）と経済的です。
6㎏の洗濯物の乾燥で毎日使用してもひと月のガス代は約2,000円程です。
梅雨や秋の長雨などで部屋干しが続くと、コインランドリーを利用したいと考えることもあると思います。
乾燥だけコインランドリーを利用する場合でも1回300～500円程かかるといわれています。乾太くんがあれば、低コストで毎日コインランドリークオリティーの仕上がりを実現してくれます。

太陽よりも、ふんわり仕上がる。

強い温風で繊維1本1本を立たせて乾燥させるので、天日干ししたタオルより、ふんわり柔らかに仕上げます。
新品タオルのような仕上がりのよさも、ガスならではの魅力です。

パワフル温風で、生乾き臭を除去。

80℃以上の温風で乾燥させるので生乾き臭の原因菌を除去します。
雨の日の部屋干しだけでなく、現代病ともいわれる花粉症対策で毎日部屋干ししているご家庭も多いと思います。洗濯物を部屋干しすると生じる生乾き臭の原因菌の発生を抑制し、外干しや、日光消毒でも除去できないニオイも取り除きます。
生乾き臭の原因は、洗い残ったたんぱく質などを餌に増殖する「モラクセラ菌」にあります。リンナイが行った試験では99.9％菌を減少させた結果が出ています。

また、外干ししないことで花粉対策にも効果的です。外干し中の花粉や黄砂、PM2.5などの衛生面の脅威から洗濯物を守ります。
さらに乾燥後は、衣類についた花粉中のアレル物質や心配なウイルスも除去してくれるので、天日干し以上の除菌効果が期待できます。

ペットの毛がキレイに取れる。

タオルに付着した犬や猫の細かい毛も、パワフルな温風でキレイに取れます。
約30分運転(標準コース)で洗濯前に比べて付着した毛の本数が約96％減少した試験結果がカタログに掲載されています。

乾太くんを設置するメリット

乾太くんの特徴を踏まえてメリットをあげると次のようになります。
・家事の時間を短縮できる
・生乾き臭を取り除ける
・仕上がりがキレイ
・天候に左右されない
・花粉症・ウイルス対策に有効
乾太くんの大きな特徴は、毎日の家事や洗濯における困りごとを解消する点です。
特に、乾燥スピードの速さやふっくらとした仕上がりは、多くのユーザーに支持されています。この利便性から、一度使い始めると「もう手放せない」と感じるユーザーが多く、口コミでもその評価が広がっています。
また、共働き世帯を中心に高いニーズがあり、忙しい生活の中で時間を節約できることが大きな魅力です。
洗濯物の外干しが難しい天候の悪い日でも、乾太くんがあればすぐに乾燥ができるため、家事のストレスが大幅に軽減されるという点も人気の理由です。

乾太くんを設置するデメリット

もちろん、乾太くんにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
後々、後悔しないためにもデメリットもしっかりと理解しておくことが必要です。
乾太くんを設置するデメリットは主に次のようなものがあげられます。

ガス配管工事とダクト配管工事が必要

乾太くんはガス式の衣類乾燥機であるため、設置にはガス配管やダクト工事が必要となり、特にオール電化の住宅やリフォームにおいては設置のハードルが高くなることがあります。
オール電化住宅の場合、そもそもガス配管がないため、新たにガス配管の引込工事が必要です。また、ガスを使用している家庭でも、乾太くんを設置する場所として一般的な洗面所にガス配管が通っていない場合が多いため、その場合も配管の延長工事が必要です。
さらに、乾太くんは排気を行うためのダクトが必要となり、近くに窓がない場合は壁に穴を開けてダクトを設置する工事も必要になります。リフォームの際にはこれらの工事が複雑であるため、設置のコストや手間が増えることがあります。

洗濯機から乾燥機へ移し替えが必要

全自動洗濯乾燥機と異なり、洗濯機から乾太くんに洗濯物を移し替える必要があります。
特に、設置スペースが限られている洗面化粧室では、乾太くんを洗濯機の上部に設置することが多く、濡れて重くなった洗濯物を持ち上げて乾太くんに移す作業が発生します。重たい衣類やタオル類を移動させるのは負担になることがあり、これを面倒に感じる可能性があります。

衣類の縮みや傷みの原因になる

高温で乾燥させるため、熱に弱い衣類の縮みや傷みの原因になります。熱に弱い素材はこれまでの干し方を続ける必要があるため、そのような素材の衣類をよく着用される方は乾太くんの使用頻度が低くなり、設置したことによる効果を感じにくくなります。

定期的なお手入れが必要

乾太くんには定期的なお手入れが必須です。乾太くんに搭載されている糸くずフィルターに溜まった埃や糸くずなどは乾燥終了後に毎回取り除く必要があります。溜まったままにしておくと、乾燥効率が低下、ガス代の増加、本体の故障を招く原因になります。また、吸気フィルターとダクトフードの掃除もそれぞれ月に１回と３か月に１回の頻度で必要となります。

まとめ

SNSの口コミで人気が急上昇している乾太くんには家事をラクにしてくれる多くのメリットがありますが、デメリットもあります。乾太くんの特徴を正しく理解した上で購入の検討をすることが重要です。
ですが、デメリットをメリットが上回ると感じる方が多いからこそ、99.4％のお客様満足度を獲得していると言えます。(2020年5月リンナイ調べ)

プリモ・リフォームでは、オール電化住宅にお住いで乾太くんの導入を諦めているお客様にもご検討いただけるよう、特別プランをご用意しております。
ご相談もお受けしますので、この機会にお気軽にお問合せください。