高齢者向けのバリアフリー浴室のポイント

1. 段差をなくして転倒防止

浴室の入り口や浴槽への出入り時に段差があると、つまずいて転倒する危険があります。そのため、段差をなくしたフラットな設計にすることが大切です。

• 浴室の入り口をフラットにする
• 浴槽の縁を低くして、またぎやすくする
• バリアフリー対応のシャワーユニットの導入

最新のシステムバスでは、入り口の段差が数ミリ程度になっているものもあり、車いすでもスムーズに出入りできます。

2. 滑りにくい床材の採用

浴室の床は濡れて滑りやすくなるため、滑りにくい素材の床材を使用することがポイントです。

• 水はけが良く、速乾性のある床材
• 足裏にフィットするクッション性のある床材
• 転倒時の衝撃を和らげる柔らかい素材

また、抗菌・防カビ加工が施された床材を選ぶことで、掃除が楽になり衛生的に保てます。

3. 手すりの設置で安全性アップ

高齢者が浴室で立ち上がったり、浴槽に出入りする際に手すりがあると安心です。

• 浴槽の縁に沿った手すり
• シャワーエリアの壁に設置する縦型・横型の手すり
• 洗い場に座る際に掴める位置の手すり

握りやすい太さと形状の手すりを選ぶことで、より安全に使うことができます。

4. 温度調整機能でヒートショックを予防

高齢者は急激な温度変化によってヒートショックを起こしやすく、最悪の場合、意識を失う危険性もあります。そのため、温度調整機能を充実させることが大切です。

• 浴室暖房乾燥機で浴室全体を暖める
• 自動温度調整機能付きの給湯器を設置
• 床暖房機能で足元からポカポカに

浴室の温度を一定に保つことで、安心して入浴が可能になります。

子育てグリーン住宅支援事業2025の補助金を活用！

高齢者向けのバリアフリー浴室リフォームを検討する際、「子育てグリーン住宅支援事業2025」の補助金を利用すると、費用を抑えることができます。

対象となるリフォーム

段差解消　補助額 7,000円／戸

手すりの設置 6,000円／戸

浴室暖房乾燥機の導入 補助額 23,000円／戸

子育てと名称に入っていますが、リフォームに関してはすべての世帯が対象となっています。ぜひ活用してみてください。（ただし、それぞれ単独のリフォームでは補助金対象になりません。詳しくはお問い合わせください。）

まとめ

高齢者向けの安全な浴室リフォームには、段差の解消・滑りにくい床材・手すりの設置・温度調整機能などの工夫が必要です。これらのバリアフリー設計を導入することで、転倒事故を防ぎ、安心して入浴できる環境を整えることができます。さらに、「子育てグリーン住宅支援事業2025」の補助金を活用することで、費用を抑えつつ、安全で快適な浴室リフォームを実現できます。高齢者がいるご家庭や、これからの安全性を考慮した住まいづくりを検討している方は、ぜひバリアフリー設計の浴室リフォームを検討してみてはいかがでしょうか？

プリモリフォームでは、子育てグリーン住宅支援事業2025の対象事業者として登録し、補助金申請の手続きも代行しています。子育てグリーン住宅支援事業については、情報が公開され次第順次発信してまいります。

詳しくはこちらのページをご参照ください。